| 畳表の品質 |
| 当店で使用している畳表の等級がどの程度なのかを、一般の方がわかるように表示しています。完成した畳(畳表)の品質を見分けることは、一般の方では難しいため、それを利用して高利を得ている業者も存在します。電話勧誘や安売りチラシの業者に上級品を注文したのに、綿たて糸仕様の低価格普及品であったという実例も多数確認しています。 |
| 熊本産畳表の等級(概要) |
| 関東間規格の熊本産畳表(特殊品を除く)は、イグサの品質、品種、長さ、完成重量等により、ほぼ下表のように分類されます。黄色で表示している等級は、現在当店で使用している畳表です。畳表は露地栽培の農産物ですから、同じ等級でも作柄や生産者により、品質に多少のバラツキがあります。 |
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| 畳表の品質を見分ける |
| 畳表は主に、イグサの草質と、たて糸の種類により品質が決まります。畳表面を見て、茶褐色の草が目立つようであれば低品質であると言えますが、着色加工を施している物もあるため、見た目の色では判断できない場合があります。また、使用されるたて糸には、組み合わせにより主に下記の5種があり、麻糸を使用した物が高級品となっています。 |
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○麻糸+麻糸 ●麻糸+綿糸 ○麻糸 ●綿糸+綿糸 ●綿糸 (●は当店の通常使用品に使われている糸) |
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畳表に使われているたて糸 上:ラミ混麻糸 ラミー麻(苧麻=ちょま)とジュート麻の混紡糸で、耐久性が高い糸です。(高級※以上に33%使用) 中:ジュート麻(黄麻=こうま)糸 綿糸に比べて太く、糸伸びが少ない糸です。(高級※以上に使用) 下:綿糸 麻糸より強度が低く、糸伸びすることがあります。(普及※中級※の他、高級※以上の添糸に使用) |
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最高級※畳表のたて糸 麻糸と綿糸を組合わせて使用することで強度を上げています。 |
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畳表のたて糸を見る 畳の角部分をツメで開いてみると中のたて糸が見えます。(イグサの目が詰んだ高級品ほど開きにくくなりますので、ツメを傷めないように!) 上:最高級※ 麻糸と綿糸を使用しています。 下:普及※ 綿糸のみを使用しています。 ※=当店の表示等級 |
| 無着色天然染土使用の畳表 |
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染土(せんど)とは、イグサの乾燥工程で重要な役割をする、粘土質の天然泥です。これを使うことによって、独特の色合いや香り、耐久性が生み出されます。当店が使用している畳表は、無着色天然染土を使っているので、濡れ雑巾で拭いても(通常はおすすめしませんが)うすい茶褐色系の色(天然染土の色)が雑巾に付くだけです。着色畳表では色落ちにより、白系の衣類が着色してしまうことがあります。 |
| 着色畳表って? |
| 多くの着色畳表は、着色顔料と水性アクリル樹脂の混合物を、静電気で表面に付着させる方法で加工されています。着色加工をすることで、天然い草独特の調湿、呼吸作用、肌触り、香り等が失われてしまいす。それにもかかわらず着色をするのは、@イグサ品質の悪さをごまかす A見た目を良くして、高く売れるようにする B新築マンションや団地への大量使用で、色の均一性を保つために加工しているのです。品質が良ければ当然、こんなことをする必要はありません。しかも中国産だけではなく、国産畳表の中にも着色した製品があり、品質に対する意識が低い一部の産地取引問屋→畳業者へ出回っているのが現状です。 |
| 畳表の素材であるイグサの栽培地 |
| イグサの栽培地は、広島県(備後)が有名でしたが、現在では熊本八代地域を中心とした九州で、国内収量の95%以上が収穫されています。さらに、国外を含む全体の収量では70%以上が中国産となっており、中国産畳表を全く使用せずに営業してゆくのは大変な状況になっています。中国産畳表の品質は初期に比べると向上してはいますが、上級品になるほど、草質や仕上げの面、さらに安心感という点で国内産畳表が勝っていると言えます。また、香りについては、天然染土使用の国産品は独特の良い香りがするのに対して、着色樹脂加工品が主体の中国産では、この香りは期待できません。 |
| 中国産イグサを使っているのに国内産?? |
| 2006年の国内産イグサ収穫量は、ピーク時の10%にまで減少しています。このような状況下、中国産のイグサを輸入して国内の工場で畳表に織り上げたものが激増しているようで、現状ではこのような畳表でも国産品として扱われています。こういった畳表は、畳店も『国内産』として一般消費者へ販売しており、消費者が純粋な国内産を希望しても、知らないうちに中国産畳表を使っている可能性があります。当店では『国内産もどき』を使ってしまうことが無いように、熊本八代の農家が生産した畳表で、熊本県の規格検査に合格したものを使用しています。 |