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作業にこだわる

機械化が進んだ現在でも、手作業の重要な部分が存在します。
これを丁寧に行っていないと、畳を壊してしまう場合もあるのです。

表替え、裏返し作業での、作業に対するこだわりの例

お客様宅から引き上げてきた畳はまず、古い畳表と畳縁を剥がすことから始まります。
単純で簡単な作業のようですが、実はこれが後々のための重要なポイントでもあります。
かまちを剥がす作業 畳表を縫い止めた糸を切断する作業
【框(かまち)と呼ぶ部分を剥がす】
畳床(芯材)を縫い締めてある大切な糸を傷つけないよう畳表(ござ)を縫い止めている糸だけを丁寧に切り取ります。作業能率を上げるために刃物を突き立てて、畳床の糸まで一気に切断してしまった畳を見ることが時々ありますが、畳床は20pもの厚さのワラを約6pにまで圧縮して作られているため、この糸を切ってしまったら畳はどんどん膨れてゆき、具合が悪く寿命の短い畳になってしまいます。

畳縁を剥がす作業 畳縁を剥がす作業
畳縁を上面と側面で縫い付けてある糸を切断して縁をはずします。(初回のたたみ替えでは下面に付けてある床厚調節部材を残すために、側面の糸は切らずに縁のみを切り取ります)

不要な糸を抜く作業 不要な糸を抜き取る作業
切断した側面の糸は不必要なものなので取り除きます。この畳縁剥がしと不要な糸の取り除き作業をしっかりせずに畳縁を切り裂いて縁の一部と糸を残してしまう畳店もあるのです。こんな作業を何度も繰り返すと次第に不具合が顕著になり、畳全体の寿命が短くなってしまいます。

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